太平洋の断崖絶壁を行く。カウアイ島ナパリ・コースト絶景トレッキング

2019年4月、はじめてカウアイ島に行った。念願の「ナパリ・コースト」を見た。ついでにトレッキングもしてみた。もう本当に最高だったので、勢い勇んでまとめてみようと思う。

太平洋のグランド・キャニオン

ワイメアの町からワイメア・キャニオン・ドライブを内陸に向かって25分ほど走ると、「ワイメア・キャニオン展望台」がある。

ワイメア・キャニオンの愛称は、「太平洋のグランド・キャニオン」。入り組んだ山ひだの造形美が、たしかによく似ている。

4月半ばの青々としたワイメア・キャニオン
4月半ばの青々としたワイメア・キャニオン

乾燥地帯のグランド・キャニオンが年中赤い岩肌をむき出しにしている一方で、雨季の終わりかけのワイメア・キャニオンはうっすらと緑に覆われていた。乾季にはもしかすると、緑もまばらになるのかもしれない。

ちなみにこちらは赤い岩肌のグランド・キャニオン
ちなみにこちらは赤い岩肌のグランド・キャニオン

それにしても、この絶景に車でアクセスできるのは本当にありがたい。展望スペースへは、駐車場から歩いてすぐ。「ちょっとそこまで」の感覚でふらっと絶景を見に行ける環境って、すごくメンタルにいいよなあと思う。

ワイメア・キャニオン展望台の駐車場
この時、駐車場でカットフルーツが売られていた

ワイメア・キャニオン展望台マップ
Waimea Canyon State Park – Division of State Parks

ナ・パリ・コーストが見渡せる展望台

展望台からさらに北へ20分ほど車を走らせると、「カララウ展望台」、そこから1.7kmほど先に「プウオキラ展望台」がある。

眼前に広がるのは、ナパリ・コーストの茫洋としたワイドビュー。

プウ・オ・キラ展望台からナ・パリ・コーストを望む
プウオキラ展望台からナパリ・コーストを望む

海岸へと続く断崖に、幾重ものひだがくっきり刻まれている。なによりこの日は、超快晴の絶景日和。水平線が空に溶けんばかりで、実に爽快だった。

ちなみにカララウ展望台とプウオキラ展望台から見えるのは、どちらも同じカララウ渓谷(ナパリ・コーストの一部)。若干角度が変わる程度で、正直あまり見分けがつかない。

カララウ展望台から見下ろすナ・パリ・コースト
カララウ展望台から見下ろすカララウ渓谷

しかしまあ、絶景はなんぼ見てもいいですから。近いので、せっかくだから両方眺めてみるのがいいのじゃないかと思う。

ハワイ州政府 州立公園課
Island of Kauaʻi – Division of State Parks

カララウ展望台マップ

プウオキラ展望台マップ

なお、ここに書いた3つの展望台は、ワイメア・キャニオン州立公園またはコケエ州立公園に属している。入るには、共通の入園料1人5ドル+駐車料1台10ドルがかかる。

ちなみに私が行った2019年4月はまだ無料だった(2019年6月から有料になったらしい)。公式サイトにも支払い方法について詳しく書かれていないのだけど、現金不可の券売機かもしれないので、国際ブランド(VisaやMastercardなど)のクレカをいくつか用意しておくのが安心だろう。

\ 盛り沢山なプラスαツアーもおすすめ /

カウアイ島観光ツアー ウェストサイドコース ワイメア渓谷+ハナペペ+コロア・ポイプ+カウアイコーヒー農園など<貸切/日本語ガイド>

かわいい名前のアワアワプヒ・トレイル

さて、ここからがメインイベント。州立公園のトレイルコースをどれか一つ歩いてみるつもりで、来る途中ワイメアの町でお弁当もゲットしてきたのだ。

さて、どこを歩くか。ろくに下調べをしていなかったので、なんとなく名前の響きで決めてみた。それが「アワアワプヒ・トレイル」。

コケエ州立公園マップ
他にももっとトレイルコースあります

ちなみに名前の意味には「ショウガの谷」だとか「ウナギの谷」だとか諸説あって、結局よく分からない。

トレイルの入口の標識に、ゴールまで3.25マイル(約5.2km)とあった。セドナで往復11kmぐらいのロングトレイル(ボイントンキャニオン)を歩いたことがあったので、往復10kmちょいなら余裕っしょーと正直思った。しかし私はこの時、標高差ってやつをまったく考慮していなかった。

後で調べたところ、セドナで歩いたボイントン・キャニオンの標高差は約200m強。一方、アワアワプヒ・トレイルの標高差は約360m。ぜんぜん違う。実際この標高差にかなりやられることになった。大事なんだね、標高差。大切なんだね、下調べ。

行きは下り、帰りはひたすら登り

アワアワプヒ・トレイルは、アワアワプヒ谷の稜線を海の方角へ向かって下りていくスタイル。なので、行きはひたすら下りで、帰りはひたすら登りになる。

道中ずっとこんな感じ。てか今気づいたけど、ニワトリいない? え、違う?

アワアワプヒトレイルの道中
人がいるのは知っていたけど鳥がいるのは今知った

ともあれ、張り出した木の根を避けつつ、少しだけぬかるんだ道を踏ん張りながら歩くうちに、膝が痛くなってきたりなどもして。マラソンは登りより下りの方が膝にくるという話を聞いたことがあるけど、トレッキングでそれを実感するとは思わなかった。

「え、帰りはこれをひたすら登るんだよな」とよぎるたび何度も引き返そうかと思ったが、ときどき覗く空だか海だかの鮮やかな青に励まされ。

遠くの青は海なのか、空なのか
遠くの青は海なのか、空なのか

スタートから1時間45分で、なんとかゴーーール。

アワアワプヒ・トレイルのゴールから海の底が見えた
アワアワプヒ・トレイルのゴールから海の底が見えた

青空の下のお弁当は2倍おいしい

爽快
ひたすらに爽快

尾根の向こうは青の世界。iPhoneカメラの塩梅もあるんだろうけど、コラージュしたみたいにパキッとした写真が撮れた。でも実際は写真以上にダイナミックだったなあ。最高。

この時、ちょうどお昼どきの12:30。ベンチも何もなかったので、ひとまず隅っこに腰を下ろした。ランチは「イシハラ・マーケット」で買ってきたフリッターのお弁当。これまた本当に美味しかった。

ちなみにこのイシハラ・マーケット、残念ながら2023年3月に閉業されたそう。1934年の創業から続いた、およそ90年の歴史に幕が下りたことになる。悲しい。

さて。帰ろう。

帰路の途中で水筒も空になり、汗はだくだく、喉はカラカラでなんとか駐車場まで戻った。めちゃくちゃ時間がかかった印象だったけど、写真のタイムスタンプで計算したら所要は2時間ぐらい。往路と15分しか変わらない。よくがんばりました。

とにかく喉が乾いていたので、帰り際にコケエ・ロッジに寄って、炭酸ジュースをゲット。グビグビ飲んだ。うまかった。

アルミキャップ付きのおしゃれドリンクをジャケ買い
アルミキャップ付きのおしゃれドリンクをジャケ買い

コケエ・ロッジ自体はメインがレストランで、ちょっとしたお土産やスナック、日用品も置いてある。隣に小さな自然史博物館があって、周辺の芝生にはピクニックテーブルも点々とある。休憩にうってつけのスポットだった。

いやしかし、トレッキングにおける標高差ってのはつくづく大事なのだ。思い知った。というか、公式サイトに標高差もちゃんと書いてあるので、下調べしておけばよかっただけの話ではある。

ちなみに難易度には「Difficult」とある。事前に知っていたらビビって行かなかったと思うので、そういう意味では知らなくてよかったとも言える。こういうの、「知らぬが仏」というの? なんか違う気もするが、結果的には歩けてよかった。大満足(でも次回は別のコースを歩きたい)。

\ HISでカウアイ島ツアーをチェック! /

カウアイ島への旅行は豊富な品揃えのHISにおまかせください!

ワイメア・キャニオン州立公園
Waimea Canyon State Park – Division of State Parks

  • ワイメアの町から車で約25分
  • 毎日、日中のみ(日の出から日没まで)
  • 入園料1人5ドル、駐車料1台10ドル(3歳以下は無料)

コケエ州立公園
Kōkeʻe State Park – Division of State Parks

  • ワイメア・キャニオン州立公園からさらに車で約20分
  • 毎日、日中のみ(日の出から日没まで)
  • ワイメア・キャニオン州立公園と共通

アワアワプヒ・トレイル
Awaʻawapuhi Trail – Division of State Parks

  • カララウ展望台の約1.6km手前
  • 片道約5km(往復約10km)
  • 標高差 約360m(行きが下り、帰りが登り)
  • 所要時間 往復3〜4.5時間が目安
  • 難易度 難しい

記事内の情報は執筆時点のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。

URLをコピーしました!