前回の記事はこちら。

アンテロープキャニオンへは、ホースシューベンドからもページの町からも10分ぐらいの距離感。

アンテロープキャニオン

アンテロープキャニオンは、アリゾナ州ページの近郊、ナバホ族の土地に位置する世界的に有名なスロットキャニオン(幅の狭い峡谷)です。砂岩が何百年もの歳月をかけて鉄砲水や風によって削られ、波打つような美しい地層の模様が作り出されました。

ナバホ族の聖地でもあるため、個人で勝手に入ることはできず、必ず現地の公認ガイドツアーに参加して観光する仕組みになっています。

  • アッパー・アンテロープキャニオン
    地上から平坦な道を歩いて入れる峡谷です。頭上からまっすぐ光の光線が差し込む「ビーム(光のカーテン)」と呼ばれる幻想的な現象が見られることで有名で、お昼前後の時間帯のツアーが特に人気を集めています。
  • ロウワー・アンテロープキャニオン
    地下の割れ目へと鉄製の階段を降りていく、ややアクティブな峡谷です。上部が狭く下部が広いため、アッパーよりも光が回り込みやすく、太陽の角度によって岩肌がダイナミックに変化する色彩豊かな景色を楽しめます。

近年は世界中からの観光客で非常に混雑するため、事前のツアー予約が必須のスポットとなっています。

(Generated by Gemini)

ちなみにアンテロープキャニオンには、アッパーとロウワーがある。私は初回(2011年)にアッパー、再訪時(2015年)はロウワーのツアーに参加した。

いずれも当時は、現地のツアーカウンターで当日申し込みしても普通に空きがあったのだけど、Geminiさんいわく今は事前のネット予約がほぼ必須という人気ぶりらしい。

ところでアッパーとロウワーはどう違うのか。私が実際に利用したツアーを元に、ちょっと比較してみる。

アッパー・アンテロープキャニオンを歩く

アッパー・アンテロープキャニオンのツアー

Antelope Canyon Navajo Tours – Guided Tours

  • 開始時間8:20 am・10:40 am・1:00 pm・3:20 pm
  • 所要時間往復90分(シャトル移動15分×2・キャニオン内60分)
  • 料金100ドル/人(ただし10:40の回は120ドル)
    ※ 手数料など入れるとだいたい113ドルぐらい
  • 注意事項三脚・自撮り棒は持込不可。5歳以下はチャイルドシート要持参。車椅子・足腰に不安がある人には非推奨(150段の階段あり)

10:40の回が高めなのは、真上から陽光が差し込んでスポットライトみたいになるレアイベント(ライトビーム)が見れるかもしれないので。

あと、150段の階段なんて私が訪れた当時はなかったが、どうやらルートが変更になった兼ね合いで新設されたらしい。150段ってけっこうすごくないか? まあたぶんあくまでトータルの段数で、神社の石段みたいなノリではないと思うのだけど。

このアッパーのツアーでは、現地の窓口からトラックの荷台に乗り変えて、ドナドナしながらキャニオンの入口へ向かう。そして内部へ横から入っていくスタイル。

アッパー・アンテロープキャニオン・ツアーのシャトルトラック
けっこう揺れる。腰注意
ガイドさんの案内で横から入っていくスタイル
ガイドさんの案内で横から入っていく

一方、ページの町にも別のツアー窓口があって、そこで申し込むと町からトラックでドナドナ現地に向かうようだ。どっちにしてもツアー内容や金額自体はほぼ同じっぽいので、まあ、どっちでもいいと思う。

できればライトビームを見たかったのだけど、出現条件(3月〜9月の11:00〜13:30頃)が揃わず残念ながら見られなかった。参加したのは7月の朝イチの回で、季節的にはビンゴだったので、料金ケチらず昼の部に参加すればよかったかも、と今となっては思う。

水と風が作り出した自然の神秘
水と風が作り出した自然の神秘
砂岩ならではの儚さもただよう
砂岩ならではの儚さもただよう

とはいえ、十分に美しかった。満足、満足。

ロウワー・アンテロープキャニオンを歩く

ロウワー・アンテロープキャニオンのツアー

Ken’s Tours – Ken’s Tours: #1 Lower Antelope Canyon Tour Operator

  • 開始時間7:00amから5:00pmまで30分おきに催行
  • 所要時間約60分
  • 料金55ドル/人
    ※ 手数料など入れると80.50ドル
  • 持参推奨つま先のある歩きやすい靴・カメラ・水・軽いジャケット(キャニオン内は涼しい)
  • 注意事項三脚・プロ用カメラ機材の持ち込み不可

所要時間やルートをアレンジしたデラックスツアーなんかもあるらしい。(当時は一般ツアーしかなかった気がする。)

こちらは現地窓口から徒歩で入口へ。内部へは階段で降りていく。「持ち物落とさないように気をつけてー」と言われるのだけど、みんなレンズのキャップだのリップクリームだのをカランコロン落としててわろた。

上から中に入っていくスタイルのロウワー・アンテロープキャニオン
上から中に入っていくスタイル

狭い岩の隙間をくぐり抜けたりなど、アッパーに比べてアドベンチャー要素が強め。景観もより複雑で幻想的だった。

砂岩の隙間をすり抜けたり
砂岩の隙間をすり抜けたり
空を仰いて吠えるクマに見える砂岩
空に吠えるクマのよう
ロウワー・アンテロープキャニオンは楽しい
ふわーーーっとなってる私だす
最後はこんなところからニョキっと出てくる
最後はこんなところからニョキっと出てくる(写真はガイドのお兄さん)

個人的にはロウワーの方が楽しかったな。

ちなみに「ライトビーム見るならアッパー」と言われがちだけど、実はロウワーでも条件が揃えば見ることができるらしい。ツアーサイトのFAQには「春〜秋中頃の10:00〜13:00頃が最も見やすい」と書いてある。

参加したのが9月頭の10時頃だったはずなので、タイミングはぎりぎりビンゴだったが、こちらも残念ながら見ることはできなかった。レアなんだな、やっぱり。

あと、検索したらラスベガス発着のツアーもあったので一応ご紹介。

人気フォトスポット!アンテロープキャニオン&ホースシューベンド 日帰り観光ツアー <1名から催行/日本語アシスタント/環境保全への寄付> (ベルトラ)

で、横から? 上から? どっちにする?

ツアーの所要時間的には、1日にアッパーとロウワー両方行くのもアリかもしれないのだけど、正直なところどちらか片方だけでも十分あの造形美は堪能できる。

さっき紹介したベルトラのツアーはホースシューベンドとセットになっているが、たしかにアンテロープとホースシューベンドはニコイチみたいなもので、そっちの訪問時間も確保するとなれば、やっぱりアッパー or ロウワーどちらか片方が現実的だろうと思う。

もしライトビームが狙える時期に訪れるなら、アッパーの昼の部に参加するのがベストかもしれない(ライトビームはたぶんロウワーよりアッパーの方がキレイに見える)。ただし必ず出現するとは限らない。

ビームの条件を狙えない、もしくはアドベンチャーが好きというのであれば、ロウワーの方がより異世界感があるので個人的にはおすすめ。

てきとーに撮ってもこんなに映えるアンテロープキャニオン
てきとーに撮ってもこんなに映えるのだから、もうどっちも正解

それにしてもアンテロープキャニオンは、基本的に日陰だから涼しくて快適だった。体力を温存しつつ、私たちは州道98号線を南へ駆る。続く目的地は、モニュメントバレーだ。

記事内の情報は執筆時点のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。