セドナに興味がある人はきっと少なくないだろうと思う。現にガイドブックもセドナ単体のものからラスベガスに絡めたものまで、いくつか出版されている。

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とは言え、実際に行くとなると費用も時間もそれなりに必要だし、「ちょっと行ってみるか」と気軽に決めにくい場所だったりもする。

そこで今回は、セドナ訪問4回のリピーター目線で、「セドナの魅力」と「どんな人に刺さるのか」をまとめてみたい。

「興味はあるけど、行って楽しめるかなあ」と悩んでいる人の参考になったら、とってもうれしい。

絶景が好きな人

赤い岩に囲まれたセドナの町
赤い岩に囲まれたセドナの町

セドナの通称は、レッドロックカントリー。その名のとおり、ヘマタイト(酸化鉄)で赤く染まった岩山に360度ぐるりと囲まれている。

メインストリートからちょっと脇道に入れば、すぐボルテックス。生活の中に自然が溶け込んでいて、「どうも、おじゃましてます」という気持ちになる。

あ、ちなみにボルテックスというのは、大地のエネルギーが渦巻いていると言われるところ。「ベルロック」や「カセドラルロック」など意味ありげな形をしていることが多く、目を引く派手さはないけれどしっかりフォトジェニックだ。

なんというか、「穏やかな絶景」だなと思う。

人気のボルテックスの一つ「ベルロック」
人気のボルテックスの一つ「ベルロック」

ハイキングが好きな人

セドナには、ハイキングコースが200本あるとも300本あるとも言われている。

15〜30分ぐらいで気軽に楽しめるものから、3〜4時間がっつり歩き倒すものまで難易度もさまざま。

とりわけ人気なのはセドナの4大ボルテックスを歩くコースで、中には岩山をよじ登るようなチャレンジングなルート(トレッキングの部類に入るだろうか)もあって面白い。

「カセドラルロック」のトレッキングルート
「カセドラルロック」のトレッキングルート

歩くのが好き、ハイキングやトレッキングが好き、運動が好き、という人は、きっと毎日飽きずに過ごせるのじゃないかと思う。

セドナでハイキングを楽しむ人たち
気軽にみんなハイキングを楽しんでいる

ニューエイジ文化が好きな人

ニューエイジとは、1970年代頃にウッドストックなどの若者文化を受けてアメリカで広まった、自己の成長や探求を大切にするサブカルチャー。瞑想、ヨガ、パワーストーン、アロマ、「自分を愛する」考え方など、現在いろんな形で生活に溶け込んでいる。

私はけっこうこのカルチャーが好きなのだ。ヨガも好きだし(だがしかし続かない)、お香を炊いたりもするし、オーガニックという言葉に惹かれたりするし、時には占いに左右されたりもするし。

ハワイに伝わる「ホ・オポノポノ」の浄化法
ブルーソーラーウォーターは、ハワイに伝わる「ホ・オポノポノ」の浄化法。セドナのスピリチュアルショップにて

セドナはまさに、ニューエイジ的な世界観に包まれている。パワーストーンを直感で選んでみたり、サイキックリーディング(言わば占い的なもの)を受けてみたり、ボルテックスでちょっと瞑想してみたり。

私みたいなスピリチュアル・ライト層でも、わくわくしていろいろ試してみたくなる町だ。

セドナでパワーストーンを選ぶ
石の意味を知って妙に「なるほどー、うんうん」となるのも一興

ネイティブアメリカンの文化が好きな人

セドナは古来、ネイティブアメリカンが聖なる場所とあがめてきた土地でもある。

「先祖が太古の昔に安全と支えを見出した場所」として特別に神聖視されている「ボイントンキャニオン」や、その他「カセドラルロック」「ベルロック」などを含め、セドナ一帯が大切に護られてきた歴史を持っている。

ヤバパイ族やアパッチ族が特に神聖視している「ボイントンキャニオン」
ヤバパイ族やアパッチ族が特に神聖視している「ボイントンキャニオン」

現在も周辺にさまざまな部族のコミュニティ(保留地)が点在していて、その繋がりをセドナのそこかしこで見ることができる。

彼らの作った工芸品を扱うショップも豊富だ。

屈指の品揃えを誇る工芸品ショップ「カチーナハウス」の一角
屈指の品揃えを誇る工芸品ショップ「カチーナハウス」の一角
ズニ族の十八番、インレイを使ったブレスレット
ズニ族の十八番、インレイを使ったブレスレット(テラカパキのショップにて)

情感の滲むような美しい作品群は、見るだけで心が癒される気がする。ネイティブアメリカンの文化に触れたい人だけに限らず、美術作品を見るのが好きな人にもおすすめかもしれない。

まったりするのが好きな人

個人的な印象なのかもしれないけれど、セドナにはとにかくまったーりとした空気が流れているように思う。

トレッキングなどのアクティビティも盛んな一方で、スパやヨガクラスを提供するホテルなども多く、どちらかと言えば「ゆっくり、まったりした時間」をセドナに求めている人が多いのじゃないだろうか。

レッドロック州立公園からオーク川を歩けば、水浴びしている人たち(ワンコも)がいたり。

カセドラルロックを望む川のほとりで水浴びを楽しむ人たち
カセドラルロックを望む川のほとりで水浴びを楽しむ人たち

なんとなくぶらぶらしていたら、木漏れ日のファーマーズマーケットに遭遇したり。

テラカパキで開催されていたファーマーズマーケット
テラカパキで開催されていたファーマーズマーケット

のんびりまったりしたいなーという気持ちに、とても寄り添ってくれる町だなと毎度思う。

水着でも持ってくるんだったなーと思いながら、ごろんと昼寝
水着でも持ってくるんだったなーと思いながら、ごろんと昼寝したりして

グランドキャニオンに行きたい人

アリゾナ屈指の観光名所と言えば、世界遺産・グランドキャニオン。ラスベガスからレンタカーやツアーで訪れる人が多いのじゃないかと思うのだけど、実はセドナからもけっこう行きやすいと思っている。

車での移動時間を比べても、ラスベガスからは4時間半ぐらい、セドナからは2時間強とシンプルに近い。

\ グランドキャニオンもセドナもまるっと! /

世界遺産グランドキャニオン 夕日鑑賞ツアー<軽食付/日本語/セドナ発着>

私もセドナからレンタカーで、グランドキャニオン日帰り観光をやったことがある。

8時頃に宿を出て、道すがらオーククリーク沿いの朝食カフェでサンドイッチを買い、10:30頃現地到着。しっかりハイキングなんかもして、おみやげも買って、19時ぐらいにセドナに戻ってきて晩ごはん、という密度の濃い遠足ができた。

グランドキャニオンの「Ooh Aah Point」まで往復小一時間のハイキング
グランドキャニオンの「Ooh Aah Point」まで往復小一時間のハイキング

その他にも、セドナから「ちょっとそこまで」ぐらいの距離感で、けっこう観光スポットがあったりする。たとえば、約5万年前の隕石衝突でできた「メテオクレーター」へは片道約1時間半。

砂漠気候による少雨のため世界で最も保存状態が良いと言われるメテオクレーター
砂漠気候による少雨のため世界で最も保存状態が良いと言われる隕石衝突跡

イーグルスの「テイク・イット・イージー」の歌詞でも有名なルート66沿いの町「ウィンズロー」へは約1時間45分。

ルート66沿いの町「ウィンズロー」
ルート66らしいおみやげ物屋さんなどもある

その他、ルート66関連で言えば、ピクサー映画「カーズ」を彷彿とさせる「ウィリアムズ」や「セリグマン」の町も1~2時間圏内。実はセドナは、アリゾナ観光の拠点としてもポテンシャルが高いのだ。

\ セドナを拠点にアリゾナの大自然へ! /

世界遺産グランドキャニオン+アンテロープキャニオン+ホースシューベント日帰りツアー<昼食付/日本語ガイド/セドナ発着>

アメリカでの運転に慣れたい人

そういう意味では、レンタカーの運転に慣れたい人にもおすすめの立地かもしれない。

まず、フェニックス空港のレンタカーセンターで車を借りてから、セドナまでの所要2時間はほとんど一本道。アクセスが入り組んでいないので、運転そのものに慣れるのにちょうどいい。

フリーウェイ沿いには、絵に描いたようなサボテンが群生している
フリーウェイ沿いには、絵に描いたようなサボテンが群生している

なお、アメリカの「フリーウェイ」は、日本の高速道路と違ってその名のとおりフリー(無料)。乗り降りする際に料金所などのゲートを通ることはないから、その点も安心だ。

セドナの町自体は小さいので、交通量もそれほど多くはない。とはいえ、アメリカでよく見るラウンドアバウト(円形交差点)なんかもあるので、道路事情を体験するのにちょうどいい規模感でもある。

この規模感であれば、コンパクトカー(FordのFocusやKiaのRioぐらい。日本だと日産ノートぐらいのサイズ)でも十分。全然困らない。このサイズなら普段軽自動車に乗っている私でも神経を遣うことはほぼないので、大きい車に乗るのが心配な人もその点は安心できると思う。

自信がついたらちょっと遠足もアリ。セドナは案外ロードトリップへの足がかりにうってつけ、と言えるかもしれない。

一つでも当てはまれば、ハマる要素あり

ちなみに私の場合、最初はグランドサークル旅行の途中で1泊立ち寄っただけだった。テレビか何かでセドナを知って、ボルテックスというのにちょっと興味があったのだ。

ところが実際訪れてみると、観光地ならではの程よい華やぎと安心感、町をぐるりと囲む赤い岩々、ボルテックス(その時行ったのはベルロックとエアポートメサだった)を歩く高揚感に、心がごそっと持っていかれた。

スコールが来る前のエアポートメサ
この時、エアポートメサでスコールに打たれて、妙にテンションが上がったりなどした

翌日はメインイベントのグランドキャニオン訪問だったのに、もうずっとセドナにいたいと思ってしまったほどだ。

その後訪れるたびに、3泊、4泊、5泊と滞在が伸びて、その魅力にますますハマった。セドナはつくづく奥が深いと思う。

先述の7要素にピンときた方、ぜひぜひあなたもセドナ沼に足を踏み入れてみませんか。

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初めてのセドナはこれで決まり!定番ツアー特集

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アメリカ大自然グランドサークル8日間(4~10月出発)

ラスベガス発着で、ザイオン、ブライスキャニオン、アンテロープキャニオン、モニュメントバレー、グランドキャニオンを巡り、ついでにセドナも観光しちゃうツアー。これはもうド定番かつテッパン。

記事内の情報は執筆時点のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。